⑫レポート第12回目は灰野一平さん!

2016.11.10

⑫レポート第12回目は灰野一平さん!

第12回目となるレポートリレーは、「ソニーミュージックのヒットプロデューサー直伝!
人の心をつかむ一流の歌を引き出すための、ボーカルディレクション術のすべて」!

講師に登壇したのは、“Little Glee Monster”や、 “JUJU”、中島美嘉など、本格派歌手から国民的アイドルグループまで、さまざまなアーティストのレコーディング・ボーカルディレクションを行ってきた、ソニーミュージックの社員でもあるヒットプロデューサー灰野一平氏。

スタッフ(私)自身もアーティストの制作現場を体験してきましたが
ここまで考え抜かれたボーカルディレクションを行うプロデューサーが社内にいたとは、
正直驚きでした!

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ボーカルレコーディングの現場では、通常同じフレーズを何テイクかレコーディングをし、
その中から良いテイクをチョイスしていくのですが、
表現方法や、歌い方など、アーティストに対して細やかな指示(ディレクション)が必要とされてきます。
どのアーティストにも歌い方には“クセ”というものが必ずあるのですが、その“クセ”をどう活かしていくか。
いまや中高生から絶大な支持を得る「Little Glee Monster」。
歌がうまいと評される彼女達でも、初めはリズムの取り方や歌い方にクセがあり、
灰野氏が一本ごとのテイクの波形から、彼女達に合う歌い方やディレクション法をひも解いていったそう。

他にも、JUJUの代表作となった「奇跡を望むなら…」のボーカルディレクションを担当した際、
NYで培ったJUJUならではのジャジーな歌い方も一つの醍醐味ではあったのですが、
“J-POPとして成立させるには”という観点から、レコーディング音源の処理を行ったとのこと。

さらに目から鱗だったのが、欅坂46を例にした、フェーダーでボリュームを書き込む手法。
ベテランエンジニアにはおなじみの手法ながら、DTMが主流になった今もリアルタイムのフェーダー操作で、
ボリュームコントロールをノーマルなボーカル音源に加えることで、こんなにも感情豊かに表現力が増すのかと、、
アナログで緻密なディレクションが、楽曲にこんなにも影響を与えるのかと本当に驚きました。

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ボーカルディレクションと一言に言っても、
ディレクション次第で人の心をつかめる楽曲に仕上がるかどうか、
さらにはヒット作を生み出すための第一歩になるかどうか、
ということを、灰野氏の講座からしっかり学ぶことが出来ました!