(30)レポート30回目は松隈ケンタさん!!

2016.12.07

(30)レポート30回目は松隈ケンタさん!!

『SCRAMBLESを率いる松隈ケンタさんが、普段いかにして曲を制作しているのか?「今の時代」にあわせた常識にとらわれないサウンドメイキングの方法、奇抜なサウンドプロデュース論、他と差がつくメロディメイク術を惜しげもなく公開する!』というテーマが掲げられた本講座でしたが、果たして、いやいや想像以上に、松隈さんのこれまでの音楽制作現場での実体験から編み出された数々の秘訣が次々と披露される講座になりました。

まずは松隈さんが「作曲家」としてどんなことを考えて音楽制作をしているのかを披露してくれました。コンペで落ち続けた経験や師匠であるCHOKKAKU氏の教え、そして気付いたコンペでアピールするための秘訣。
作品としてリリースされた音源と、その曲のデモ段階の音源を(こっそりと)聴き比べながら、デモ制作で心掛けるべきポイントを解説して頂きました。それはデモを沢山の作家さんからもらう立場になった現在の松隈さんの立場からの導き出した納得のアドバイスでした。

さらに続いて「サウンドプロデューサー」の立場からの音楽制作論の講義。実際のレコーディングで使用したDAWのデータを見ながら、ボーカルレコーディングの実際のディレクションの方法論などを詳細に解説して頂きました。様々な可能性を試し、アーティストのいろんな面を引き出して、良いテイクを録っていく秘訣が披露されました。

そして最後に「新しい音楽作り」を目指して実際に取り組んでいることとしてSCRAMBLESという「チームで音楽を作っていること」のお話しがありました。プロデューサーとしてイメージ通りの音作りをするためのチーム編成やチーム内でのコンペの方法論など、松隈さんが挑戦している様々な試みは非常に興味深いものでした。

松隈さんの今回の講座は一聴すると、コンペに受かるための“傾向と対策”やサウンドプロデュースの虎の巻のように非常に耳馴染みよく聞こえます。が、いえいえ実は、音楽を聴く人のことを最大限に考え、いかにアーティストのいいところをリスナーに伝えていくかという、「音楽」というものの本質に迫る講義なのでした。