(35)レポート35回目は楠瀬タクヤさん!

2016.12.14

(35)レポート35回目は楠瀬タクヤさん!

高校在学中にバンドHysteric Blueのドラマー、コンポーザーとしてデビュー、「春~spring~」や「なぜ・・・」などのヒット作を産み出してきた楠瀬タクヤ先生ですが、デビューした頃から「ドラマーでありながら、曲も作るのって珍しいですよね」とずっと言われてきたそうです。その度に「いえいえ、誰にでも出来ることだと思うんですけど」と答えてきたそうですが、皆さんが思っていることと、タクヤ先生が思っていることの差が最近わかってきたそうです。それは、『作曲』が難しいことだと思われていること。今回の講座ではそんな心の壁を壊して、初心者であっても『作曲を楽しむ』ことができる方法が語られました。

タクヤ先生曰く、『作曲』が難しいものだと思われていることの理由のひとつに、『作曲』という行為に編曲(アレンジ)まで含まれるという誤解があるのではという仮説が示されます。タクヤ先生は、「作曲=メロディ作り、編曲=オケ作り」と考えれば、「作曲にはコードを知らなくてもいいし、楽器すら弾けなくてもいい、鼻歌でOKですよね」と説いてくれます。気分のいい時、リラックスしている時、ルンルンな気分の時などなど、人は鼻歌を歌いたくなる時があると。それと録り貯めるのが作曲の第一歩とのお話しに、「確かにこれなら自分にもできそう」と期待が膨らみます。

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そんな風にして録り貯めた「鼻歌」を、タクヤ先生は音楽の「種」と表現されていましたが、さらに続いてお話しがあったのが、その「種」を如何に育てていくかの方法論。その方法論も難しくはありません。それが「カラオケのススメ」と「リフレインの魔力」。その内容の詳細については割愛しますが、タクヤ先生のカラオケモノマネあり、受講者の皆さんによるメロディ作りに実際にチャレンジするコーナーありと、非常に盛り上がった講義になりました。

 

そんな講義の中で、琴線に触れたタクヤ先生の言葉がありました。「そもそもいいメロディってなんだろう?」とタクヤ先生は受講者の皆さんに投げかけます。受講者の皆からは様々回答が出てきました。「じゃぁ、逆に悪いメロディってなんだろう?」と。タクヤ先生は、「悪いメロディってないんですね」と言います。どんなメロディでも「面白い」とか「変わっている」という評価はあるかもしれないが、「悪いメロディはない」と。この言葉はジーンと心に響きました。確かにタクヤ先生が言うように、今まで「作曲」というものをすごく難しく考えていたのかもしれないなぁと思います。もっと素直に、心から湧き上がる感情を鼻歌に出していいんだよなぁと。だって悪いメロディはないんですから!

タクヤ先生の講座を聞いて「よっしゃー、俺も、今日からすぐに曲作るぞぉ」と思って教室を後にしたのでした。